一乗止観院(根本中堂)を創建して比叡山を開山し、入唐求法の後、天台宗を開いたのは、伝教大師最澄上人(766~822)であり、天台宗では「宗祖」と仰いでいます。 最澄の宝号は「南無根本伝教大師福聚金剛」といい、正式には「南無円戒高祖一乗禅密根本伝教大師福聚金剛」と称しています。

最澄が天台宗を開くに当って用いた「天台」の名は、中国浙江省にある天台山で悟りを得た天台大師智顗(538~597)よりとったもので、日本天台宗では天台大師を「高祖」と仰いでいます。 智顗の宝号は、隋の晋王広(後の煬帝)より「智者」の号を賜ったので「南無天台智者大師」と称しています。
比叡山では、伝教大師の法灯継承者を「天台座主」と称し、伝教大師の後を継いだ義真(781~833)が初代座主となり、現在は第256世半田孝淳猊下が天台座主に就任しています。
| 修禅大師義真 | 781~833 | 初代座主 | ||
| 寂光大師円澄 | 771~836 | 第2世座主、比叡山西塔を開く | ||
| 別当大師光定 | 779~858 | 大乗戒独立に尽力 | ||
| 慈覚大師円仁 | 794~864 | 第3世座主、比叡山横川を開く | ||
| 智証大師円珍 | 814~891 | 第5世座主、園城寺を天台別院とする | ||
| 五大院安然 | 841~902~ | 天台密教を大成 | ||
| 建立大師相応 | 831~918 | 回峰行の始祖 | ||
| 元三慈恵大師良源 | 912~985 | 第18世座主、比叡山中興の祖 | ||
| 恵心僧都源信 | 942~1017 | 叡山浄土教を確立 | ||
| 檀那院覚運 | 953~1007 | 檀那流の祖 | ||
| 兜率先徳覚超 | 960~1034 | 川流の祖 | ||
| 谷阿闍梨皇慶 | 977~1049 | 谷流の祖 | ||
| 宝地房証真 | ~1214頃 | 叡山中古の学匠 | ||
| 慈鎮和尚慈円 | 1155~1225 | 第62・65・69・71世座主、歌人歴史家 | ||
| 慈眼大師天海 | 1536~1643 | 比叡山再興、東叡山寛永寺創建、山王一実神道提唱 | ||
| 霊空光謙 | 1652~1739 | 安楽律提唱 | ||
| 聖応大師良忍 | 1073~1132 | 融通念仏宗 | ||
| 円光大師源空(法然) | 1133~1212 | 浄土宗 | ||
| 見真大師親鸞 | 1173~1262 | 浄土真宗本願寺派、真宗大谷派など | ||
| 円照大師真智(一遍) | 1239~1289 | 時宗 | ||
| 千光祖師栄西 | 1141~1215 | 臨済宗 | ||
| 承陽大師道元 | 1200~1253 | 曹洞宗 | ||
| 立正大師日蓮 | 1222~1282 | 日蓮各宗 | ||
| 慈摂大師真盛 | 1443~1495 | 天台真盛宗 | ||












