国宝根本中堂大改修
国宝の根本中堂ならびに
重要文化財の廻廊を
平成二十八年度から約十五年を
かけ大改修いたします。
本堂の銅板葺き、廻廊のとち葺き、全体の塗装彩色の修理を中心とした保存修理です。調査の結果、再建当初や江戸中期の大改修の様子を一部復元しての修理を行います。工事の期間中も参拝ができるように処置をしながら、次代へ祈りと伝統が文化財とともに継承されるよう事業をすすめています。
また、国宝・重文改修ならではの珍しい作業も行っており、触れられるような距離でみることや、特設ステージから屋根を見下ろすことができるのも令和9年1月頃までです。今後の人生において二度と目にすることのできない光景を、是非この機会にご参拝いただき、ご覧ください。
銅板奉納寄付終了のお知らせ
令和4年度より本堂屋根修理が始まりますので、銅板奉納寄付の受付は終了させていただきました。
今後「銅板奉納」と記載のある振込用紙でのご寄付も事業全体へのご寄付とさせていただきます。
また、写経奉納は今後も引き続き受け付けておりますので、変わらぬご支援ご協力の程よろしくお願いいたします。
根本中堂大改修について
動画でもご案内しております。
是非ご覧ください。
改修のあらまし(修学ステージより)
根本中堂大改修
伝教大師最澄と根本中堂
修学ステージのご案内 令和8年度12月頃まで見学可能(予定)
根本中堂中庭に修学ステージを設けており、根本中堂の屋根軒先の高さまで登ってご覧いただくことができます。
修学ステージにはどなたでもお入りいただけますが、解体工事が始まるため、令和8年12月頃までの予定をしております。
この機会に是非ご参拝ください。
根本中堂の歴史
| 788年 | 延暦7年 | 伝教大師により「一乗止観院」創建(中央に薬師堂・北に文殊堂・南に経藏) |
|---|---|---|
| 823年 | 弘仁14年 | 嵯峨天皇より延暦寺に寺号を賜り「根本中堂」と改称 |
| 887年 | 仁和3年 | 9間4面の大堂に改修(智証大師の時代) |
| 980年 | 天元3年 | 谷を埋め立て現在と同規模11間の大堂に改修し廻廊や中門を新造(慈恵大師の時代) |
| 1571年 | 元亀2年 | 織田信長の焼き討ちにより焼失 |
| 1585年 | 天正13年 | 羽柴秀吉仮堂建立 |
| 1642年 | 寛永19年 | 江戸幕府三代将軍徳川家光により9年の歳月をかけて再興 |
| 1753年 | 宝暦3年 | 宝暦の大改修(塗装彩色修理) |
| 1798年 | 寬政10年 | 本堂屋根栩葺を銅板葺に変更 |
| 1955年 | 昭和30年 | 昭和の大改修(半解体修理) |
| 2016年 | 平成28年より | 平成の大改修(15年間の予定) |
ご懇志のお願い ~世界平和の願いを更に発信し続けるために~
当初、天台宗並びに総本山延暦寺は伝教大師1200年御遠忌にあわせ、平成二十八年からおよそ十ヵ年の年月の予定で、およそ五十億円の事業費を投じて、宗史に残る根本中堂の平成特別大改修を決断し、進めてまいりました。
近年の技術進歩は凄まじく、徳川家光公によって再建された当初の様子や江戸期の大改修の様子が判明し、一部復元できることとなりました。その結果工期延長を余儀なくされ、十五ヵ年の工期、約七十三億円の事業費をもって現在改修工事をすすめております。
伝教大師が人々の幸せのために尽くさんと願を発されてから一千二百二十余年。世界文化遺産に名を連ねる延暦寺根本中堂は、文字通り世界の人々の安寧と平和を祈り、大師の御心を発信する世界平和祈願の根本道場として、後世にそのご精神を受け継いで参らねばなりません。
つきましては、有縁の皆様には世界平和の願いをさらに発信し続けるため、根本中堂大改修事業に当たってご絶大なるご懇志特別寄付金のご協力をお願い申し上げる次第であります。
延暦寺執行
獅子王圓明